2016年、夏:何事もなく日々は過ぎ行き
セカンドオピニオンの後、8月に撮ったMRIでは全く異常なし。
東北大学に検査を依頼していたMOG抗体は陰性、ついでに抗AQP4抗体も測定してもらっていたのですが、こちらも陰性。
とりあえず、NMOSDと抗MOG抗体疾患のセンは外して良さそうだね、という話になった。
そして、今後の治療方法について。
こちらは、このまま定期的にMRIを撮って経過観察にしよう、という意見で一致した。
MRIでも異常なし、自覚症状も(新しいものは)ないとなると、急いで薬を使わなくてもよいかもしれない、ということで。
もちろん、症状が出てからでは遅いから早目に治療を!という考えもあるとは思うけど、この時点で治療を始めないと手遅れになる!という可能性は少ないだろうと考えていた。
今までMRIで見つかった病変は全て無症候性のものだったし、視神経炎に関してもパルスの反応が良く退院後は視力も回復していたので、何か起きてからでも十分間に合うのではないかと。
『今後再発したら、テクフィデラを使いたい』という希望も、主治医にしっかり伝える。
この時点では、テクフィデラはまだ厚生労働省の申請を行っているところで、実際に使えるようになる時期は未定の状態で。
「おそらく2016年中には使えるようになるのではないか」という、なんともアバウトな見込みだけ。それでも、使うのであればこの薬からにしたいと思っていた。
似た成分の薬が乾癬の治療薬として長年使用されている、という点で、いくらか安全なのではないだろうかと思ったのがひとつ。
もうひとつは、セカンドオピニオン先で「マイルドな効きめ」「軽症の人には良いかもしれない」という意見をいただいたため。
※あくまでも、担当してくださったお医者さま個人の意見です。実際の効果はそこそこ強いですし、副作用で服用を断念した方も多数いらっしゃいます。
主治医と今後のすり合わせをしたところで、経過観察スタート。