日日是好日

多発性硬化症とお付き合いしていく、猫好きワーカーの記録

治療薬を変えることになりました

ご無沙汰しております。

特に書けるような話題もないほど平穏無事に過ごしていたのですが、2021年末にまさかの展開になったので、記録として。

 

■病変、増えるの巻

2021年12月、約1年ぶりにMRIを撮りました。

テクフィデラ導入からこのかた、MRI上ではなーんにも変化がなかったので「じゃあMRIは年1回で大丈夫そうだね」と間隔をあけていたのでした。

で、今回もなーんにも考えずに定例行事の如く30分ばかりMRIに入ってきまして、後日診察で「どうでしたー?」なんて聞いたんですよ。どうせ何もないだろうと思って。いや、”何もないだろうとさえも思っていなかった”かな。

そうしたらですね、主治医(昨年春に変わりました、実は)が何やら紙を指し示すじゃないですか。画像診断のお医者さまが「病変増大してるよーん」と仰ってるらしいじゃないですか。

まじ?

「ほんの少しだけどね」と主治医は慌ててフォローしてくれましたけど、、、まじ?

 

まさに青天の霹靂。寝耳に水。嘘だぁ、いままで何ともなかったじゃん。と思いましたけど、増えちゃったものは仕方ない。

 

■どうしてこうなった

思い当たる節は、1コだけあります。テクフィデラ、時々飲み忘れてたんですよ。

朝食を食べない人なので、昼食時と寝る前のタイミングで服用していたのですが。

昼→仕事が忙しくてお昼食べ損ねる

夜→食後に寝落ちしてそのまま朝

ということが月に数回。丸1日服用をすっ飛ばすことはなかったものの、積み重なると考えれば、そりゃお薬の効果も出ないよなぁと。

ちなみに、元主治医は私が時々服用をすっ飛ばしてしまうことを知ってはいましたし「ちゃんと飲んでね?」と折に触れて念押しされてもいました。が、MRIで何も変化がなかったので油断していたのです(もしかしたら主治医も)。

で、いまの主治医には”服用開始からいまに至るまでの飲み残しがどのぐらい累積しているか”と、”今日の診察で飲み忘れについて相談しようと思っていた”ことを正直に白状しました。本当だよ、どのくらい溜まっちゃってるのか数えたんだから。

主治医からは「なんでちゃんと飲まないの?」的なことは一切言われませんでした。まぁ、いまさら言っても遅いよね。

 

■さて、治療薬どうしよう

とにもかくにも、病変が増えているということはテクフィデラ(のいまの服用状況)ではMSの勢いを抑えられていないということ。

主治医から提示された選択肢は3つ。

①テクフィデラを継続。ただしMRIの回数を増やす。更に病変が増えるようならお薬チェンジ。

②タイサブリに切替え。ただし投与間隔は1.5ヵ月にする。

③ケシンプタに切替え。

 

で、薬を変える方向に舵を切ることになりました。とはいえ、その場で決めきれなかったので次回の診察まで方向性はお預けです。主治医はタイサブリとケシンプタ、それぞれのメリット/デメリットをわかりやすく話してくれて、パンフレットも渡してくれました。おまけに、お医者さん向けの資料(PMLのリスクとか書かれたやつ)も見せてくれて「写真撮ってもいいですよ」と、至れり尽くせり。

 

■今後の方針

3月の上旬に、もっかいMRIを撮ることにしました。12月からの3ヵ月で病変が増えるのかどうか、MSの勢いを確認しよう、と。最終的な結論は、MRIの結果も踏まえて決めることになります。

が、私の中ではほぼケシンプタ導入することに決めています。そりゃ注射は嫌いですけど、毎月1回・・・しかも通院なら忘れる心配はなさそうだなと。

いずれにせよ、新型コロナウイルスのワクチン3回目接種を終えるまでは何もできないので、3回目接種が無事に終わる(=抗体がちゃんと増える時期を迎える)まで感染せず過ごせることを願うのみです。

 

同病仲間さんのなかにも、コロナに感染した方がぽつぽつと出始めました。これまで誰からも報告がなかったので、このところの感染超拡大が影響しているんだろうなぁと思います。日頃から、感染症全般には気をつけて過ごしているはずですから。我々は。

どうか、もう少し収束するまで逃げ切れますように・・・!