日日是好日

多発性硬化症とお付き合いしていく、猫好きワーカーの記録

あるひとつの事例:リンパ球数の変化

2019年10月で、テクフィデラの服用を始めてから2年半が経過したことになる。

この記事を書こうとして「あれ、いつから服用始めたんだっけ?」と記録代わりにしていたEvernoteを見返してきたのだけれど、もうそんなに経つのか…。

感慨深い、というほどではないけれど、しみじみ思い返してしまう。

…まあ、それを言うなら入院したことなんて遠い遠い夢のような感覚だけれど。

 

幸いにも服用を断念せざるを得ないような副作用もなく過ごせてはいるけれど、やっぱり気になるのはリンパ球の変動について。

JCウイルス抗体が高めの私は、テクフィデラ服用中に起こりうる一番厄介な副作用:PML発症のことを今でもかなり気にしている。

テクフィデラ服用中は3か月に1度のリンパ球数検査が推奨されていて、私の通院頻度も3か月に1回。というわけで、定期通院ごとに血液検査を受けている。

 

結論から言ってしまうと、今のところリンパ球数が800を下回ったことは1度もないし、1000を切るような事態にもなっていない。肝機能の数値もすこぶる良好で、いったいどこが病人なんだ?と言いたくなるくらい健康体。

 

 

厳密にいえばテクフィデラを使う前よりリンパ球数は若干減っているし、この2年半の間に微妙な変動もあった。なので、身体に何かしらの変化は起こっている。ただ、それが重大な副作用を引き起こすような懸念には至っていないということ。

 

さらに詳しく言うと導入前のリンパ球数は2000あった。

それが服用から1か月後で1300になり、以降は1300~1400の間を行ったり来たりしている。

服用翌月に数値が700も下がったのを見たときには流石に少し怖くなったけれど、それから今に至るまで大きな変動なくきている。ということは、これが私の標準値になるのだろうなぁ。

 

ちなみに、MSを発症した時(視神経炎で入院した時)に最初の血液検査を受けていたのだけれど、その時のリンパ球数は1500だった。なので、現時点の値が特段低いというわけでもなさそうだよね。やっぱり体調に左右されるものだとも思うし。

とはいえ、2か月前の定期通院では1100という過去最低値を叩き出した。単純に風邪が長引いていたり疲労真っただ中だったりしたので、多分その影響だとは思いつつ、万が一という可能性もあり得るので次回の検査結果は気になるところ。

 

ただ、もし仮に1000を切っていた、800を切っていたということになっても即テクフィデラ打ち切りになるわけではないので、しばらくは現状維持の状態が続くんだろうな、と思います。

次回は定期MRIの結果も踏まえての通院になるので、ちょっとドキドキ。何事もありませんように。