日日是好日

多発性硬化症とお付き合いしていく、猫好きワーカーの記録

入院5日目:パルス1クール目の効果は・・・?

前日に早く寝たお陰なのか、この日は5時に目が覚めた。

脇の下、首筋、脇腹などがやたらと筋肉痛のように痛む。最初は「外出したから筋肉痛かな?」と思っていたのだけれど、筋肉痛にしては妙な場所が痛むので気になっていた。

 

この日になると、視野の明るさはかなり戻ってきていて、大学病院での初診時と同じぐらいの感覚だった。

まだ見えない部分は残っているし、眼球運動痛も少しあるけれど、日常生活なら何とかなりそうだな、と思えるぐらいには回復してきたと実感。

  

眼科診察前の視力検査では、視力検査のマーク(Cみたいなアレですね)が認識できるようになっていた。入院時には「どこにマークがあるんですか!」という有様だったので、この出来事にはちょっと感激した。

この日、視力は矯正で0.4まで回復。視野も少し戻ってきた。。

 

このまま治療終了で、あとは自然回復になるのでは?と考えていたのだけれど、結果的にはステロイドパルスをもう1クール行うことになった。

完全に回復しているわけではないし、ここまで回復してきているのなら1クール追加で勢いをつけたい、というのが教授先生の意見。

とはいえ、パルスで何か副作用が出ているのなら無理に2クール目をやらない方が良いという話とで血液検査をすることに。

結果、血液検査で問題はなかったものの、身体に痛みが出ていることが気になるので、もう少し検討してからパルス2クール目を決めましょう、ということで落ち着いた。

 

ちなみに、眼科の教授先生が言っていた『検討』というのは神経内科の先生に診てもらうことだったようで・・・

病棟でのんびりコーヒーを飲んでいたところに「神経内科の診察あるからね」と看護師さんに言われ、慌てて病室に戻る・・・なんてこともあったり、なかったり。

 

その後ふらりとやってきた先生は、しばらくあちこち触ったり叩いたりした後に

「これは副作用ではなくて、リンパじゃないかな?」

と仰ってお帰りになりました。来た時に持っていた鞄を置いて。

 

少し経ってから「鞄、ありませんかね?」と再びふらりと姿を見せた先生を見て

"…大丈夫かな?"と少し不安に思った私を許してほしい。不安に、なるよね・・・?

(反面、"この先生は面白そうだな"とも思ったのだけれど)

何を隠そう、この時に鞄を置き忘れていった神経内科の医師が、現在の主治医である。

 

実はこの時点で「多発性硬化症の疑いあり」とは言われていた。

が、パルスを始めてしまった後で検査をするわけにもいかず、ひとまず治療を進めて様子をみましょう、ということに。

今回の視神経炎が多発性硬化症の症状なのか、単純な視神経炎なのかが判断できるのには、少し時間がかかるのだな、とぼんやり思う。

 

2クール目の可能性=入院が延びる可能性が出てきたので、職場にはこの日に一度連絡を入れていた。

ついでに実家にも、簡単に経過報告を。

 

「夕方のカンファレンスで今後の方針を決めます」ということで、パルス2クール目については明日の朝まで持ち越しとなった。